時をかけてみた
映画マニアで知られるフジTV笠井アナがとくダネの番組内で絶賛し、また普段巡回するオタ系コミュニティでも話題騒然の「時をかける少女」
『まぁ見ることはないだろうな』
なんて思ってはいたモノのかなり気にはなっていて
『確かこのフィルムって12〜13本しかないって話だから、相当上映されてるところは少ないんだろうなぁ……ほとんど東京・大阪で、名古屋なんてどうせ上映されないんだろ、けっ』
なーんて思って上映劇場表を見てみると、そこには名古屋のゴールド劇場の文字が。
『ふ〜ん、でいつまで上映かな? ……って明後日ぇ!?』
ってことで居ても立っても居られず、見に行ってきました。
えーっと、感動するとか泣きそうになるとかということはその時の心理状態とか体調とかの影響を大きく受ける、ということは解ってるんですけど、正直言ってあーもうなんでこんな感動してるんだろう、ってくらい感動しました。別にそんなに感動するシーンとか無いのに。
内容的には結構アニメ的というか、アニメだから出来たというかそんな感じで、クルクル変わる表情と若干のオーバーリアクションが本当に生き生きしていて情景を盛り上げてくれる。
パンフでは原作の筒井氏が「このまま実写でもいけるんじゃないか」なんてコメントしてましたけど、実写でやったら相当頭痛いだろうなぁ、とか、坂のシーンのリアルさがかえって削がれてしまうだろうなぁ、とかそう思います。
ってことで、もし見られる環境にあってまだ見て無い方、ほんのちょっとでも気になる方は、見といて損は無いと思います。で、どうせ見るなら音響設備の整った映画館で、劇中と同じ夏という季節の間に見ることをお奨めします。やっぱりその方が臨場感があって良い。
笑いあり、涙あり、ちょっとした驚きもあり、本当に良い作品でした。時間があるならもう一回見に行きたいかも。