雑菌雑記

PETボトル入り牛乳が発売される可能性が出てきました。以下引用。

内閣府の食品安全委員会は１８日、牛乳の容器にペットボトルを使っても「適切な条件下で管理される限り、十分に安全性を確保できる」との評価案を報告した。早ければ今秋にも販売可能になる見通し

PETボトルで問題になるのは「適切な条件下で管理」出来るかどうか、です。
お茶や水などのPETボトル入り飲料の飲まれ方を見るに、明らかに「適切な条件下」にはありません。

開栓し、注ぎ口に直接口を付けて飲み、そしてまたキャップを閉めて鞄の中や机の上へ。
よく見る光景ですが、それと同じ扱いを牛乳でしたとすると、飲み口部に大量の雑菌が繁殖し、牛乳の高い栄養価を源としてどんどん増殖、そして腐敗……。
と、そこまでは行かなくとも、その一歩手前の牛乳を飲んでアタる人が続出してもおかしくありません。

『PETの牛乳は腐りやすい』なんて風評被害を発生させて却って牛乳の消費が落ち込む、そんなことのないように、取り扱い方法の表示の徹底や飲み口部の抗菌加工など、十分な対策を練ってから発売するようにして欲しいものです。