嫌だい嫌だい！ 僕に次世代無線通信やらせてくれないと嫌だい！

総務省は12月21日、2.5GHｚ帯周波数による次世代無線通信の免許をKDDI、インテル陣営からなるワイヤレスブロードバンド企画と、ウィルコムに与えることを決めた

とのことで、色々と盛り上がっていた次世代無線通信用途の2.5GHz帯の免許の交付先が決まりました。
これを受け、落選したオープンワイヤレスネットワーク(以下 OpenWin)から「この評価については、まったく納得できないし、受け入れられない。我々の要望が反映されていないことは、誠に遺憾である」(全文・本文まま)(公式 ※PDFファイル)とたった二行のコメントを発表。

……これって、公式文書ですよね？　まともな会社からの文書とは思えないような内容……ていうか駄々っ子のわめきみたい。
理由も無ければ内容もない。「僕の言うこと聞いてくれないと嫌だい！」と言うのと同じレベル。
因みに落選したもう一方のアッカ・ネットワークスからのプレスリリースはこんな感じです。
落選したことが「遺憾」であることは同じですが、こちらは単一文書内で具体的に自らの事業内容についての優位性をアピールしつつ、今後の事業方針・戦略をしっかりと述べていて、正に信頼できる“ビジネス文書”。「アッカちゃんっておっとなー」な感じです。

総務省としては、OpenWin陣営からの「2.5GHz帯の割り当て審査、電波監理審議会での諮問内容を公開すべき」との要望に答えた形で審議内容の一部を公開するなど配慮しているんですけどね。
更にゴネて無茶を言い出しそうな気がしますが、まぁ、何とも言えない感じ。

実際に事業開始してみないと判らないところではありますが、安く、広い範囲で高速通信が使えるというのはやっぱり非常に魅力的。
再来年の事業開始が楽しみです。
まぁ多分開始直後は、昔のPHSの事業初期と同じ感じで「範囲が狭い」「電波状況が悪い」など言われまくるのでしょうけど。