みの日記出張所

古い日記から気付けば20年、で、ここ9年はTwitterのみ。これでいいのか?

そしてCOBE/前川清とクールファイブ

今年のノーベル物理学賞受賞者が決定しました。NASAで研究をされている方々で、COBEなる人工衛星宇宙背景放射を測定し、ビッグバンにより宇宙が発生した決定的な証拠を掴んだことが評価されての受賞とのこと。


……正直よく解りませんが、とにかく凄そうです。



で、ノーベル物理学賞と見てふとシュレーディンガーを思い出しました。
あの人も確か受賞者ですよね。
プサイにファイ、プサイにファイ♪ 手をくねくねさせるあの音頭が頭をよぎる……あぁ学生のころが懐かしい。


シュレーディンガーと言えば一般生活でもよく聞くのがシュレーディンガーの猫のお話。
簡単に言うと「確率的には半分死んでいて半分生きている猫が、観測者が観測した瞬間にどちらかに収束する」というもの。
ってことはですよ、LD50(猫)に値する量の薬品を猫に与えて箱に入れれば、この実験と同じになるんでしょうかね。


とか思ったんですけど、よく考えるとこの「シュレーディンガーの猫」という思考実験のキモは、量子的に確率論でしか語ることの出来ない「ラジウムアルファ崩壊の確率」を実際に観測することができる「猫の生死」と直結させたトコロにあるわけで、観測によって得られた確率の結果である「LD50」と「猫の生死」を繋げたところでそれはただの観測結果の関連づけに過ぎず、シュレーディンガーとは全く関係のない実験(ていうか観測)でしかないのですよね。
半分死んでいて半分生きている、なんて言葉で表すから哲学的になって、曖昧さを含んでしまうのかなぁ、なんて思ったり。



とか、いつも通りよく解らない話になったところで今日一番言いたかったことを。
Wikipediaシュレーディンガーの項にある人物説明の最後の一文(Wikipedia:シュレーディンガーより「シュレーディンガーは真性の小児性愛者であり、自宅で幼女と戯れる姿がたびたび目撃されていた」)が容赦ないなぁ、と。