プレッシャー・パン

夕食を買いに近所のスーパーに行ったところ、ワタを取って調理済み状態の鰯のパック詰めに半額シールが。
有無を言わさず確保。なんか最近、半額シールのついた食品ばかり買ってる気がします……。まぁ、賢い消費者、と思いこむことにして、貧乏性を正当化してみる。

早速家に帰り、酒と醤油とみりんと砂糖と梅干しと一緒に圧力鍋で背骨が柔らかくなるまで調理して、夕食のおかず完成。
熱いうちに丸ごとかぶりつく。んまーい。

ということで、弟の結婚祝いの引き出物でもらった圧力鍋ですが、やっぱり便利ですねぇ。すばらしい。
で、洗い物をしているとき、ふと圧力弁の作動圧(＝圧力鍋の通常使用時の最高圧力) の数字が目に入りました。

『80kPa』

……ん？
大気圧って 101.3kPa だよな？　んで圧力調整弁の作動圧が80kPaって……減圧状態？
えっと換算すると……600mmHgか (こっちの単位の方が見慣れてる悲しきアナログ実験者(笑)) ……アスピとか真空ポンプ使うまでもなく、掃除機で充分引ける程度の減圧度っぽい。掃除機で減圧なんてかけたこと無いけど。
んなあほな。圧力鍋って加圧調理器じゃないんですか？　フタのおもりずらすと蒸気がプシューって吹き出しますよ。

こんなときはネットで解決。
んー、どうやらこの作動圧とは、大気圧＝0気圧として計算する値のようです。
つまりウチの圧力鍋では 80kPa＋101.3kPa ＝ 181.3kPa ≒ 1.8気圧 で調理しているということか。
そんな圧力掛かってたら、そりゃ確かに骨まで柔らかくなるってなもんですね。

というわけで、鰯のDHAの影響かどうかは判りませんが、また一つ無駄な知識を蓄えてしまった火曜の夜でした。
あー、月が綺麗だなぁ。