みの日記出張所

古い日記から気付けば20年、で、ここ9年はTwitterのみ。これでいいのか?

Mr/Ms はやぶさ

あー、泣いた泣いた。


小惑星探査機はやぶさの最期の輝き、本当に綺麗なものでした。
飛び散る光の一つ一つが7年前に内之浦から打ち上げられたあの部品一つ一つなのだなぁとか思うとね、もう涙腺が。


にしても凄い時代です。
テレビではサッカーやF-1ばかりで、はやぶさの最期のミッションが映像で見れるとはとても思えない状況…。
と思いきや、ネットではニコ生とかUSTの和歌山や相模原など、様々な視点から俯瞰することができる。
しかも、中の人からのオフィシャルな情報がtwitterやblogでリアルタイム配信されて、情報の信憑性に全く疑問がない。
ほんとにもう、テレビなんていらない時代なのかも。


…とは言いつつ、実際にはアクセスが集中して鯖が落ちかけたり途切れ途切れの中継になったりしてましたが…まぁ黎明期の不安定性ということで。


ディスプレイ上に中継のウィンドウを並べ、視点を動かしながら酒を飲む。
なんと贅沢なことでしょうか。


で、はやぶさです。
ニコ生ではカプセルのビーコンが発する信号をはっきりととらえて放送してたし、実物を肉眼で確認したので冷めるのを待って回収するとかそういう状況なので、回収ミッションも成功確定。
つうか、マスコミ各社やNASA、和歌山大宇宙教育研(この辺参照)の中継において、かなり綺麗な映像が発光のごく初期から映されてたことから考えると、落下場所への誘導の精密さがよく解りますね。
また、せめて最期に地球を見せたいということで急遽決まったミッションでも、イトカワのそばでやったことと同じようにイオンエンジンの推進剤を直接噴出して向きを変えるという離れ業を再び実行して撮影に成功、有終の美を飾りました。
もうなんというか、プロジェクトチームの方々には本当に心底尊敬の念を抱いてやみません。


宇宙にはまったく関わりのない技術の仕事をしている自分ですら、何かやらなきゃいけない気持ちになった、そんな日曜の夜でした。
イカロスとかあかつきも成功することを祈りつつ。